’03,5,31〜6,3 立山 |
3日目 晴れていた。やった〜ぁ!って感じにて外に出ると、360°全ての山がくっきりと見渡せる。いいな〜ぁいいな〜ぁ、予定では本日最終日、浄土界隈を滑って東一ノ越からタンボ経由で帰るはずだった。が、この天気にタンボでは勿体無い、ここは是非、雷鳥を詰めて剱方面を目指したいものだ。でも、あそこまで行くと別山経由で真砂も覗きたい…となりの内蔵助も…。な〜んて計画をそう言えば依然立案した事があった。あの時は同行者があったり、天気もいまいちだったもんで計画だけで終わってしまったが、でも、今日ならなんとかなりそうだ。ただし、大きな問題点が一つだけあった。それは、今日帰る為の室堂発の最終バスが4:30って言う事だ。つまり4:30までに室堂へ戻らなければ…そしてそのバスに乗らなければ…帰れない。帰れないって事は…今晩も何処かに泊らなければならない。泊まるとなれば…やっぱみくりがいいな〜ぁ…「すいません、今晩も宿泊お願いします」。 とりあえずバスに乗り遅れると言う予定の元、宿の予約を済ませ、底をついた行動食を(なんてったって2日間食っちゃ寝してたもんで)宿のお弁当にて補充し、まずは雷鳥平!。 |
朝から快晴 |
霜…冷え冷え |
雷蔵登場! |
まずは朝食 |
そして出発 |
目指すは別山乗越 |
雷鳥沢登る |
別山乗越 |
天気の回復と共に、朝方随分冷え込んだようだ。宿の廻りのガンコーランが真っ白く霜化粧し、雨をたっぷり吸い込んだ雪面はしっかりとクラストしていた。久々のアイゼンの着用に心持ちワクワク。 みくりを8時出発、約2時間にて別山乗越到着、雲一つ無い青空に剱の勇姿眩しい。 |
剱御前 |
剱沢滑る |
同じく滑る |
剱を振返る |
別山トラバース道 |
ガレ下降 |
看板に偽り無し! |
ランチ |
乗越より御前まで稜線を登り上げ滑降、雪はすでに陽を受け最上のザラメと化していた。そして、再び乗越へ登り返し別山へと向かう。別山は西側のまき道を通ってしまったが、この道、看板の言葉通り本当に危険だ。本来、山頂を越えるのがベスト、事実、自分達より先に行った2パーティー共に山頂を越えて行った。 そして真砂。3年前初めてここを訪れ滑った時は立山曼陀羅・宇宙の真理と称えたものだが、再びここに立ち全貌を眺めると…それほどでも無かった。まずはど真ん中の傾斜の強そうなところ200m程を9ターンで滑る。 登り返し、となりの内蔵助。中央部は割れ(クラック)と雪庇の張り出しにて滑り出し不能、南側、富士ノ折立寄りから滑り込む。やはり上部傾斜の良さそうな200m程を、こんどは心持ち大回りで4ターン…気持ち良かった〜ぁ。 そして再び滑った分だけ登り返して大走りを帰る。みくり着6時。やはり最終バスには間に合わなかった。 |
真砂カール |
コーンエイト |
内蔵助カール |
大回転 |
これより大走り |
昨日のシュプール! |
大走り滑る |
同じく滑る |
戻る |
3日目の日の入り |
そして3泊 |
翌朝、さらばみくり |
最近出会う特に若いテレマーカーは皆上手い。それもほとんどが始めて1年とか2年とかだ。今回出会ったニッシー君も2シーズン目、ただし最初のシーズンは怪我の為、実質1シーズンだとか…。そして、自分達はと言うと、今シーズンがちょうど10シーズン目だ(別にわざわざ文字を小さくしたりする事はないのだろうが、年数の割の未熟さがそうさせる)。 今回、最終日の立山、10シーズン目の〆に相応しい天候の元、自分達なりに満足出来るツアー、そして、滑りが出来たと思う。 感謝!。 |