’99,12,05 碓氷峠に陽はまた昇る

 初めて碓氷を自転車で登ったのはかれこれ??年前、高校へ入った初めての夏休み、 一人で通学用の自転車で長野・山梨・神奈川と、一週間程旅をしたときです(ただし、家には何も言わず出た為、家出とみなされもう少しで捜索願いを出されるところだった)。あの時は辛かった。駅や公園で寝ながらやっと海を見た時、「も〜ぅ、これで登らなくてすむ!」と喜んだものだった。
 そして2度目に登ったのは10年程前、MTBが流行り始めた頃「GTカラコラムK2」と言う凄い名前の自転車を買って、サイスポに「碓氷・旧中山道いいよ」って載っていたその場所へ行った。とりあえず、まず下ってみようと軽井沢まで車で行き、峠までちょっと登って…下る。
 はまりました!。こんな遊びもあったのかと、そして帰りの旧道(旧18号-カーブが184あって、俗に「碓氷はいやよ」と呼ばれている)の登り返しも鼻歌ルンルン!いや〜ぁ、恐るべしMTB!。
 時は流れ、人も変わり、あれほど熱中してたやまみち遊びも、ここ2〜3年なぜか御無沙汰…。でも、忘れて無いよ!、あの一面の落ち葉を舞い上げて突き進む感触!テレマーカーが八甲田の深雪に飛び込むのと同じ感触が西上州で今の時期だけ味わえる…。
 で、行ってきました。西上州と言っても甘楽・多野山系は久々ではちと辛い、まずは手頃な碓氷峠へ。

出発前です。

旧線路跡利用の遊歩道。

見晴らし。
 横川の外れ、麻芋(あさお)の滝の駐車場に車を置きひたすら旧道を登る。でも…3年ぶりぐらいで来たその道は随分変わった。旧線路跡が遊歩道になっていたり、休憩所が出来てたり…。変わったと言えば軽井沢も…まっ、ここは変わっても関係ないけどね。ただ、見晴らしまでの遊歩道(自転車は通っちゃ〜ダメ!って書いてあるけど…不良だから)の脇も別荘にする為の造成とかやってて、結構騒々しくて、目をつむり、耳をふさぎ、口を閉じ通り過ぎた。そして、旧中山道下り!ヒュ〜ヒュ〜!。

ライジン号。

ヒュ〜ヒュ〜!。

ラスカル号。
 きっと、こんどいつ乗るかわからないので My Bicycle 紹介。
 左は自分の…通称「ライジン号」Made in Gunma 桐生「ライジンワークス」製オーダーフレームに、XTRベースで適当に軽そ〜なパーツを組み合わせて組み立った、山用自転車です。
 右は妻の…通称「ラスカル号」Made in USA クライン社製のアルミフレームにDX〜XTR、グラフトンとかとんでもないのまで付いている、ピュアMTB!。
 2台とも、今時のMTBとくらべるとちょっと雰囲気違う、ノンサス(フルリジット)だし…でも、これがいいんさ!山にはね!落葉一枚、小石ひとつひとつを直に感じて…。
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