’99,6,6 乗鞍ヒルクライム(リターン) | |
もらいものの写真です。 |
今年3度目の乗鞍、みんな元気いいな〜ぁ、 ゲッ!気持ち悪り…、飲み過ぎかな〜ぁ、トイレ無いかなぁ〜、ウッ!だめだ…穴掘ろう!アッ百円めっけ!。 写真が無い…、そうだ、カメラを忘れたんだ…。 ちなみに、乗鞍、自宅から3時間で行きます(高崎〜三本滝)。 温泉は高原のバス停の下にある、町営の「銀山荘」がお薦めです。 打ち上げは…やっぱ「オモニ」かな!信濃追分のはずれですけど(ちょっと、東京方面だと、方向違いかな?でも、上州へ帰るのには通り道なんです)。 |
乗鞍岳アップヒルレース'99決勝開催! (語り部)[6日乗鞍高原=共同]6月6日の参観日(?)、快晴の空の下、恒例の乗鞍岳アップヒルレース、準決勝、決勝が行なわれた。優勝は予想どおり、準決勝、決勝各2回登った大本命、大出選手だった。2位は、熟年パワーが炸裂した副田、板垣(父)の両選手が分け合い、入賞が有力視されていた関口(父)は体調不良のため、準決勝で敗退した。 参加選手は以下のとおり。 【“ツボ”の部】 [20面スポーツ欄より] 大会参加者の集合は、8:00、三本滝駐車場だった。金曜の夜中から夏期合宿を張っている南関東チームの2名(ナイトー一族)はバス停のトップに並んでいる。小次郎を焦らした武蔵のように、例によって北関東チーム(含む大出)は遅れてきた。が、一か月前の予選のときに比べると乗客が少なく、バス1回の運行で間に合う人数であったため、北関東チームもなんとかバスに乗り込むことができた。さて、レースの出発点は、予選と同じく標高2,300mの位ガ原山荘。9:10の準決勝スタートとあいなった。 いきなりエンジン全開、ブッ飛ばしていく大出。一気の急登でみるみる小さくなり、位ガ原のアゴにたどりついた。副田、清水、関口(父)・(母)、富田と続く。板垣(父)・(母)は独自ルートで急登を行く。全員快調なペースで位ガ原を乗り切り、除雪の終わった車道に出、道端の駐車場で休憩。早目のペースとは裏腹に、どうやらここまでは牽制の入ったレース運びで、ここからが本番らしい。唯一“ツボ”の部にエントリーした板垣(母)はここで別れて畳平方面に。 先行していた大出も含め “板”の部の7名は、剣が峰方面に向け再スタートした。大出選手、他の選手とはピッチが違う。小気味好く大雪渓の緩斜面を登っていく。レース前から体調の不安を訴えていた関口(父)、本当にピッチが上がらない。どうやら前の晩飲み過ぎたらしい。なんとウーロン茶2リットル2本。苦しさのあまり終始下を向いて登っていたが、それがために雪面に落ちていた100円硬貨を発見。しかし、彼はそれでその日の運を使い果たしたらしく、その後、みるみる遅れていった。 大雪渓の急斜面を登り切った大出は、予選のときと同様、またも1本ダウンヒルを入れた。どうやら、また「ガマンできない」病の発作に襲われたらしい。イエロー1枚。これで一時的にトップは副田、板垣(父)、清水の集団に。やや遅れて、2週連続、富士で鍛えてきた富田、そして関口(母)。が、ルートを見誤った5人はクレバスとクレバスの間を通過する羽目に。一歩間違えれば重大な事故にも繋がりかねない危険な行為である。イエロー各1枚。 皆が朝日岳への急斜面にとりかかるころ、大出が追い付いてきた。恐るべき登坂力である。関口(母)、富田を軽くかわし、夏道が浮き出たガレ場に出るころには、副田、板垣(父)、清水も抜いて、再び単独トップに。準決勝も1位通過間違いなしである。 そのころ関口(父)は、やや違うルートを辿り、ハイマツのそばの岩に腰を下ろしてうつむいていた。その姿はまるで「あしたのジョー」のラストシーンのようである。関口選手のレース後の談話:「いやぁ、あんときはさぁ、段平のオヤジの『立て!立つんだジョー』って声が頭ン中で響いてたヨ。」 準決勝の着順: 準決勝のエキシビション、ダウンヒルは、剣が峰と朝日岳のコルよりスタートとなった。ここでハプニング。前週の針ノ木雪渓でResolationを折ってしまい、YAMAHA+ピットブルで参加の清水が、片方の板を流してしまった。幸い30mほど下で止まり、事なきを得たが、彼は履き慣れない板のためか珍しく転倒が多く、自身も滑落し、エキシビションでのMIP(印象度最高選手)に選出された。毎週のアップヒル&ダウンヒルのせいか、締まったザラメと雪質が良いのにもかかわらず、関口(父)も転倒が目立った。一度など、カメラを構える富田の上で転倒、そのまま二人で滑落したが、幸いにも5m程で停止した。しかし不調の二人を除けば、30度前後の概ね快適なバーンに決勝への力を蓄えることができたであろう。「縦溝」の走る最下部をやり過ごして、ダウンヒルを終えた各選手は、車道に出、駐車場まで歩いて戻り、昼食・休憩をとった。畳平から戻った板垣(母)も合流して、お待ちかねのBeer & Sweet Timeである。関口(父)以外の7人は雪の中にデポしておいたビールで乾杯。関口(父)は、きな粉まぶしの草大福を5個ほどたいらげた。不調はダウンヒルで治った模様。Garmont製のごうもん靴を脱ぎ、各選手ともしばし、爬虫類に変身した。 決勝は、まず大出選手が右手、摩利支天岳方面の急斜面にとりついた。急登にてこずりながらも登り切った。相変わらずのパワーである。 その後、副田、板垣(父)が、準決勝と同じ正面の斜面に向けてスタート。こちらもまずますのペースで登高。 大出は車道に出て、さらに右手の斜面に回り込み、ハイマツと岩に挟まれたさほど広くないバーンで滑降開始。しかし、どうやら凹凸が激しいらしく、3ターンほどで転倒。その後は慎重に下降してきた。 大出は一休みしたあと、副田、板垣(父)の後を追ってまたまた登高開始。清水、関口(母)、富田は爬虫類になったまま、リタイア。決勝は3人で争われることになった。 副田、板垣(父)は、大雪渓最上部のクレバスまで到達しても、登高を止めない。どうやら朝日岳手前の雪の最上部を目指しているらしい。それを見て追いかける大出。決勝にふさわしいレース展開になってきた。 結局、副田、板垣(父)が先着し、大斜面を二人同時に一気に滑り降りてきた。年齢を考えれば、なかなかすさまじいパワーである。さすがに大出も追いつけはしなかったが、たいした遅れもなく戻ってきた。最後に大転倒をしたのは、やや減点の対象か。 決勝の結果: レースを終えた8名は、めいめいが好きなルートをとって、位ガ原山荘までの斜面を快適に下っていった。 優勝の大出選手の談話:いやぁ、自分としてはもっと登って、一度天までとどきたいと思ってるんですが…。 2位入賞の副田選手の談話:富田さんと昨日から合宿してるんですよ。金曜の夜中に鈴蘭の駐車場に着いて、3時半まで宴会して、昨日(土曜日)一度登っておいたのが、良かったのかもね。きのうの晩も、乗鞍岳を正面に見ながら、けっこう呑みましたよ。天気も良くて、いやぁ、ああゆう体験はなかなかできないですよね。それにしても大出さんはすごいよね。(アンタもすごいよ!) 関口実行委員長の談話: |