’05,8,21 スキーを持たない武尊ハイク - Part2


 スキーを持たない武尊ハイク、残暑なんてなんのその!。


武尊神社

クサギ

ウツボグサ

ソウシシヨウ人参

 天気晴れ、雲多し、無風、猛残暑、滝汗、虫ブンブン、トンボビュンビュン。
 本日のコース&タイム、背嶺トンネル手前、川場野営場より入山。分岐より左折、荒山沢渡渉、急登を登り上げ川場尾根へ。不動岩、クサリ場通過、天狗岩から前武尊山頂。下山は天狗尾根、オグナスキー場ゲレンデトップより尾根沿い、途中より沢へ急落、分岐より野営場へと戻る。出発は遅朝9時、山頂着は12時半、1時間の休息の後下山、野営場3時着。


今日は不動岳経由

荒山沢渡渉

翌檜?原生林直登

川場尾根右折


前武尊遠望

コキンレイカ

猿岩(手前)

不動岩てっぺん


不動岩より天狗岩

鎖で降りる

ダイモンジソウ

カニの横ばい


天狗岩てっぺん

天狗岩より不動岩

シラネアザミ

荒山沢


前武尊到着

2040m

アゲハ

前武尊オグナ像

 冬の武尊を知っている方なら解ると思いますが、例の荒山沢トライアングルであります。南側が不動岳を有する川場尾根、東側がオグナスキー場を隔てる天狗尾根、その間の巾1km長さ2km標高差800m程(野営地より)の谷であります。先シーズン4度に及ぶ遭難事故を起こされた荒山沢、如何なる地形をしているのか?と言うのが、今回のハイクの目的でもありました。
 結果、深い、確かに傾斜がきつい。そして、小尾根は多いが、基本的に川場尾根・天狗尾根に挟まれた巾1kmしかない谷、この2つの尾根を乗り越えるには相当上部での行動が必要、ある程度滑ってしまったら、もう、下へ降りるしかない。ただ、傾斜がきついと言ってもスキーで滑れない傾斜でも無く、薮に関しても上部は煩いが、下はブナやアスナロのような針葉樹、皆木が太く疎林。つまり、多少山慣れした山スキーヤー(テレマーカー)が最初から下の県道へ降りるつもりなら、そんなに難しい場所では無い。おそらく2時間もあれば国道に出ちゃうんじゃないの…、と言うのが感想です。
 ではなんであんなに遭難事故が起きたのかって…、知りません、当事者に聞かないと。でも、言えるのは行きたくて行った場所では無いって事、単に間違えて、気がついたらそこにいた、いや、そこがどこだか解らなかったって事、わざわざ行くのとでは行動の心構えがまったく違います。後は遭難者の道具、ボードの宿命、トラバースが苦手な事、登り(平行移動)にスノーシューを使うって事、この辺がテレ・山スキーに対して大いにハンディのあるところです。
 荒山沢、もし滑るのでしたら、最初から滑るつもりで滑る事を薦めます。決して間違えて滑らない事、もちろん地図、ビバーク装備完備の上、道具はテレか山スキーを薦めます。また、国道に車を1台デポする事も薦めます。毎年、板orボードを担いでトンネルの向こうを歩いてる人を見かけますが、きっと間違えて滑っちゃった人なんでしょうねぇ…、オグナスキー場まで遠いよ。


普寛上人像

十二沢ゲレンデ

ヤマハハコ

右側、天狗尾根へ


不動岳(岩)遠望

ツクバネソウ

オトコエシ

ありがとう武尊

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