’03,12,14 武尊 First |
今シーズンもいよいよ武尊雪シーズンがやってまいりました。毎日窓から眺める武尊もちょっとだけ白くなりました。もちろんオグナはオープンしてないし、ちょっとだけ白いって言ってもスキーができるレベルでは全然無いし、解ってはいるけど…でも、我慢出来なくて行っちゃいました。 |
ちょっとだけ白い |
承知! |
第1リフト撤去? |
承知の上だが… |
第4リフト架け替え! |
奥にコース新設? |
第6ペアが無い! |
十二沢ゲレンデ |
オグナに辿り着いて眺める風景は予想通りだった。雪は無い。笹が青々している。一瞬迷いもしたがシーズン初登攀、スキーを置いてったら意味が無い、滑れないのは承知の上でのプラ+Scratch&Excalibur
フル装備にての出発だった。 まずはゲレンデを歩いて登る。草・泥・岩・牛の糞をよけよけ…ゲレンデトップまで掛かる事3時間半だった。それでも十二沢ゲレンデからほたかスカイウェイにかけてはほとんど真っ白、草の穂が若干出ている程度で滑るにはまったく問題ない。帰りにどうせそこを滑るのだからって事で、そのまま前武尊山頂へと向かう(帰りに実際滑ってみたがひどいクラストでまともなターンは出来なかった)。 山頂へは通常ならシールにて適当に直登するのだが、なんせまわりは全部笹薮、忠実に夏道を登るしか方法は無かった。そして、まず登り始めてすぐのところにある開山行者普寛上人の像に供物を供えお参り「怪我をしませんように、雪崩に合いませんように、軽い雪に恵まれますように…」。 夏道は十二沢の南端の尾根上を直登している。通常でもこのラインはジグ切らないと登れないほど急なのだが、そこに膝ほどの新雪が積もっていた。緩くなるとシールで登れるのだが、巾が無いため階段登行も出来ない。どうしてもツボ、つまりツボ膝パウラッセルの世界が延々と続いていった。 そして格闘すること1時間半。やっと辿り着いた前武尊山頂にて、この屋根ってこんなに高かったのね?って思いながらの記念撮影。ヤマトタケルさん今シーズンもよろしく。 |
祈願 |
富士山だ〜ぁ |
シールで登る |
ツボで登る |
祠も雪の上 |
もうすぐ山頂 |
武尊 First |
剣ガ峰&家ノ串 |
結局登り5時間、下り2時間、その他1時間、計8時間の雪遊びでした。スキーって登る為にもあるんだな〜って痛感したツアーでもありました。実際シールの分も全部ツボでラッセルなんて言ったら山頂は諦めていたかもしれない…それほど膝パウラッセルは疲れるものでした。 こんな野とも山ともつかないツアーに喜んでついて来てくれる妻に感謝。こういうのが心から楽しいって感じてくれる人って少ないんだよね、だから今回は誰も誘わず知られずの行動だった。山の中で「聞いてないよ〜ぅ」なんて言われたりしてもヤダしね。 そうそう、下りの話しですが見た通りです。到底まともには滑れません。命を30個ほどと、板を30Setほど持ってる人なら別ですが。 |