’02,4,6 前武尊・家ノ串・西俣沢・荒砥沢・剣ガ峰・十二沢 


 出張先での事だった。一日の仕事を終え旅館に帰ってきて、なにげにテレビのスイッチを入れると、なぜか見なれた風景が映し出されていた「あっ、武尊だ〜ぁ…」。
 それはNHKの「小さな旅」という番組、上州・武尊とその周辺の集落の春の訪れを映したものだった。いつも見なれた前武尊から十二沢の斜面、そして剣が峰、家ノ串の雪形にまつわる話し、片品村ののどかな田園風景と相まって、武尊への郷愁を充分感じさせるものだった「武尊行きて〜〜〜ぇ!」。

 翌週末、3週間ぶりの山行きはもちろん武尊だ。総勢5人、行動するには丁度手ごろな人数だ。凍結の心配がまったく無い川場道を快調に飛ばすセプター号とチャイルドシート2個装備のスペースギァー号。そして、いつものオグナほたかスキー場は、しかし、すでにクローズしているのではと思える程の閑散ぶりだった(車約30台、元旦初日の出の時とたいして変らない)。でも、駐車料\1000.-しっかり取られた。他にテレの姿まったく無かった。


オグナ駐車場

オグナ・クワッド

十二沢登る

前武尊山頂

 本日のコース、まず十二沢最終リフト降場より前武尊へ、剣が峰をトラバース家ノ串へ、中の岳側西俣沢へ、登り返して再び家ノ串へ、そのまま荒砥沢へ、登り返してついでに剣が峰へ、前武尊から十二沢にておしまい。登り(全て担ぎ)だけで標高差1000mを越えたようだった。
 まず西俣沢、相変わらずすばらしい斜面だった。だが、一昨日の雪がところどころ薄らと白く残り、若干それにエッジを取られる、すでにもうザラメ雪の世界だ、中途半端な雪は降らないで欲しい。
 そして家ノ串、西俣沢から戻ってみると山スキーヤー4人が休んでいた。また、それとは別にボーダーカップルが雪庇を利用して宙返りをしていた。それぞれがそれぞれの方法で武尊を楽しんでいる、すばらしい事だ。X-tele隊も一緒になって雪庇をジャンプする、マッキーが一等賞だった。
 家ノ串より荒砥沢へ。家ノ串北側の崖の上よりビデオ撮影後、すぐ脇の斜面を滑る(落ちる)5ターン程滑る(落ちる)。その後、Chubbの最小回転半径よりはるかに狭く細いカールにて廻しきれず木にからまる、やはりChubbにはR28×2、斜面の巾は56m以上必要のようだ。


家ノ串へ

家ノ串へ2

家ノ串山頂

西俣沢滑るトミ〜


西俣沢登り返す

家ノ串山頂再び

家ノ串滑る

荒砥沢滑る

 剣が峰、今シーズン初めての登頂だ。相変わらずの急登、ここは滑るのよりも、まず登る方が大変だ。冬場はカリカリのアイゼンアックスの世界、もしくはパフパフのアバランチ製造所。シールの通用範囲はもちろんとうに越えているため、ツボにて登れる唯一この時期のみ、普通の人の登頂が許される。X-tele隊も実は普通のテレ集団であって、決してここをアイゼンで登ろうとか、確実なエッチング操作で下ろうとかは考えない。雪が程よく締まったザラメのこの時期に、みんなで楽しくワイワイと、それぞれの方法で滑ってみようと、ただそれだけのものでありました。


荒砥沢登り返す

剣ガ峰登る

マッキ〜剣が峰登る

剣が峰山頂


剣が峰振返る

前武尊山頂再び

ツアー終了

とんかつ「トミ〜」

 山頂部の雪は差程少なく感じられはしなかったが、やはり里は春、花咲の集落では原色の草花が咲き誇り、ゲレンデにもすでにふきのとうの姿がちらほら見られるようになっていた。
 2日連荘で通おうかと思っていた武尊も、この日のツアーにて充分満足。日々の暖かさに、すでにスキーモードも衰退気味、もう終わりにしてもいいかな〜ぁ…今シーズンは…と思いながら帰宅した直後、携帯の呼び出し音、コーリンさんだ「明日、武尊行く〜ぅ?」「ん?…行く!」。



脈絡無き追加画像


蟹マッキ〜

ラガ〜るりるり

えびすトミ〜

2児のパパオナカ


杏人豆腐js

西俣沢オナカ

空中浮揚マッキ〜

家ノ串るりるり


カラマルjs

剣が峰るりるり

剣が峰オナカ

ognaるりるり

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