’02,1,2〜4 芳ヶ平、正月 


 今シーズン一番の寒波がやって来てると言う。しかし、早朝より芳ヶ平は無風・快晴との連絡、ゴンドラもとりあえず動いていると言う、行かねば!。
 元旦・初日の出ラッセルの後、無休にて16時間夜勤をこなした妻を朝9時に病院まで迎えに行き、そのまま草津国際スキー場まで車を飛ばす。天狗パトロール室に年頭の挨拶の後、速効にてリフト2本・ゴンドラ1本を乗り継ぎ山頂駅パトロール室にてツアー届提出、逢ノ峰リフトを1本使い、いよいよツアー開始、時ちょうどPM0:00、ゴンドラは降車後停止、以後2日間動く事は無かった。
 逢ノ峰よりヒュッテへの道のりは約4km、寒風吹き荒み、視界も途切れる中、夏道を確認しながら冬道を慎重に慎重に進む。一部、岩が露出している部分にてスキーを外す。火口壁を巻き過ぎないよう、幻の温泉左尾根を目指す。そして滑降…ヒュッテを確認、フロールとバードが雪の中走り寄る。PM1:20ヒュッテ到着。


逢ノ峰よりヒュッテへ

ヒュッテ

各種スキー

おせち

 二日目、池の塔アタック。
 今シーズン一番の寒波とやらは豪雪をもたらした。風は差程では無く、絶好の深雪日和。AM10:00より出撃。しかし深い、そして白根の雪としては異常に重い、まるで上越・北陸の雪のようだ。視界の悪さから、取り着きを若干迷い、浅い沢を3つも横断する羽目になった。深い、腰までのラッセルにChabb難儀。結局、正規尾根ルートに辿り着くも、ピッチさして上がらず、行動3時間を過ぎた頃ギブアップ、今シーズン初の撤退、稼いだ標高差約150m。
 そして滑降。…ほとんど直っかり、傾斜が緩むとラッセル下降…。


池の塔ラッセル

池の塔林間



 三日目、下山。
 PM1:30、ラッセル下降覚悟の出発なれど、寸手にて何処かしらの山岳会とやらの山スキーヤーが4人程白根の火口方面より降りてくる。ラッキー!半分手伝ってもらおう!な〜んて考えたが甘かった。草津へ下るって言ってたのに、何時になっても追い着いて来ない、あ奴等何処へ消え失せた!。しかたなく同宿者1名を加えた3人にて、ず〜っとラッセル下降。
 毒水の丸太橋は相変わらず恐かったが、そこで下から登り上げて来た山スキーヤーに遭遇、こんどこそラッキー!。以降、蟻の塔渡り手前まで、ありがた〜く、ありがた〜く、トレース頂戴。蟻の塔渡り手前より矢沢川沿に再びラッセル。PM3:40草津国際スキー場天狗ベースに到着。


朝食

ヒュッテ庭

除雪

フロール&バード


桜清水

カモシカ

石仏

ツアー終了

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