’01,4,21 芳ヶ平、新大人の社交場 ★ |
芳ヶ平とは全然関係ないのだが、先週河島英五が逝った。昔、「♪ 誤魔化さ〜な〜いで そんな〜言葉では…」と歌ってた河島英五も、その後反骨心薄れよき時代遅れの男を歌い、それがまた団魂の世代のおじさん達の共感を得ていた。久しぶりに聞きたくなり、最近の曲も入ったCDを借りて来て今日の往復の車の中でかける。外の天気(霧雨)とやけにマッチしている。 「♪ 目立たぬように はしゃがぬように ♪ 似合わぬことは 無理をせず ♪ 人のこころを 見つめつづける ♪ 時代遅れの 男になりたい 」 自分のテレマークもそうありたいものだと思った。 (河島英五氏の御冥福を祈ります。) |
予報では「晴のち曇り」のはずだった。でも、目覚めると雨だった。自分達だけなら、何処か違うところに変更していたかもしれない。しかし、今日は、直接草津にて待ち合わせているメンバーがいた。「じゃどーず」のいわざき氏ときよい氏だ。まぁ、何処へいっても、よほど遠くへ行かない限り同じような天気だろうし、「じゃどーず」ってぇぐらいだ、こんな天気も好きだろう…と言う事で、決行決定。 草津・天狗のゲートにていわざき氏らと合流。殺生のゴンドラ乗場にてしばし思案。芳ヶ平に電話を入れるが濃霧だそうな。しかし、どうやらゴンドラは動くようだ、白根ゲレンデも営業するようだ。とにかく上がってみる事にする。濃霧の中準備、そしてゴンドラ。 山頂駅は思ったより明るかった。「じゃ、行くか!」って感じで、パトロールにツアー届けを出しに行くも、ツアーはダメだと言う。すでにコースは閉鎖されているし、雪も無いと言う。ここまで来てそれは無い、そこをなんとか芳ヶ平往復だけだから、という感じで交渉。隊長(パトロール)と電話連絡の末、4時に戻るって事であっさり許可が降りる(実は後で聞いた話だが、すでに芳ヶ平と隊長の間では「21日に来るよ」「いいよ」って話はついていたそうな)。 土曜日だけ運転してるとかいう逢ノ峰リフト1本使った後、巻くようにして逢ノ峰山頂へ。視界も結構良くなってきた。目の前に湯釜をそなえた白根山が姿を見せ始めている。しかし池の塔・横手方面はさすがに雲の中。芳ヶ平もすっぽり雲の下だ。そして、おそらく今日、唯一の滑降になるだろうと思われた、逢ノ峰北斜面を Take off 一級のザラメだった(その後、池の塔も滑った、もち、そちらも一級)。 |
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鯉のぼり |
殺生ゴンドラ乗場 |
ゴンドラ |
逢ノ峰 |
逢ノ峰より芳ヶ平へ |
つかの間だった。すぐにまた霧が立ちこめ、行く手を阻んだ。何度も通った道なのに白根を巻いたあたりで見失った。このあたりは硫化ガスの発生地帯、危険だ。気持左へ避けるように進む、が、どうやら行き過ぎたらしい。霧の中に何やら看板を見つけるも、それは逆向きに立っており、その文字は「ガス危険」を意味するものだった。 | 彷徨 |
なんとか生き長らえ、芳ヶ平に辿り着く、嬉しい。フロールもバードも大歓迎してくれた、愉快。時間もちょっとあったので池の塔を滑る、楽しい。そして、ランチ、美味し〜い!。 | |||
芳ヶ平ヒュッテ |
フロール |
バード |
ランチ |
4時までに白根山頂駅に戻るというのは、ローカルを語る上ではとても重要だ。実は先週、某テレマーカー夫婦が管理者サイドの時間設定に若干遅れ、捜索隊を出された。もしも一見のツアー客ならそれで終りで良いのだろうが、シーズン中何度か訪れ、また、多少、識別されている自分達としては、最低限のルール「時間と連絡」だけは守らなくてはならない。つまり、4時までに必ず山頂駅まで行かなくてはならない。 しかし、それが結構遠い。見かねて管理人さんが業務用モービルで途中雪の切れる所までピストンで送ってくれた。もちろん全員生まれて初めてのモービルだ、が、これが凄い!。まず、女性陣の「キャー!キャー!」叫ぶ声がえらく楽しそうに聞こえたのだが、実は恐怖の声だった。自分の番になり、やっとしがみつきながら辿り着いた先では、女性陣はまだ涙し、座り込んだままだった。恐るべしスノーモービル。(…こんなのが趣味の元、この冬、12台も大挙して湿原を走り回ったそうな…)。 なんとか4時に間に合い、清水沢ゲレンデを殺生目掛けて下る。いつしか、また、霧の中だった…。 |
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モービル |
逢ノ峰へと |
清水沢 |
そして霧の中 |
Bad & じゃどーな滑り in 芳ヶ平。 | |||
るり(Bad) |
マッキー(Bad) |
いさお(Bad) |
純一(Bad) |
池の塔中間 |
きよい氏(じゃどー) |
いわざき氏(じゃどー) |
振り返れば池の塔 |