’01,3,10 コルチナ。

 何故、今日、コルチナなのかと言う理由は7つ程あるが、まぁ、長くなるのでとりあえず置いといて、コルチナ行ってきました。
 コルチナ。もちろん007に出て来る本国イタリアのコルチナでは無く、信州と越後を結ぶ古い街道を分け入った、奥深い山の中にあるスキー場。左に白馬乗鞍、右はもうすぐ日本海。一晩に1m降るのも珍しくないらしく、そんなときは30度の斜面でも直滑降しか出来ないと言う、とってもモイスチャーな世界なようです。

白馬は遠い、朝5時出、榛名町より見下ろす高崎はまだ薄明の中でした。
そしてコロチナ。信州のいたって信州らしい山村風景を抜けると突如現われる巨大ホテル。バブルを絵に書いたような建物でした。スゲェ〜!思わず記念写真を撮ってしまいました。


TAJのテレマークフェスタとか何とか言うのをやってました。高名な人が何人か来て、滑りの講習とかもやっていました。試乗用の板も沢山おいてあり、とりあえず1本借りてみましたが、やはり自分の慣れた板が一番良いと言うのが結論でした。
久々にパック券なるものを買った都合上、巨大ホテルのレストランにて昼食バイキングとしゃれこみました。が、ほとんど残飯のような食物に、見た目の豪華さとは裏腹な、中身の極端なお粗末さを垣間見てしまいました。


コルチナへ来た一つの目的、DBD。ライセンス取得により、公にコース外滑走を認めたと言うシステム。二千円成のお金を払って、簡単な卓上説明とコース案内が二時間程度の時間でおこなわれる。
コース外と書いたが、正確にはライセンス取得者のみ滑走が許されるコースが存在すると言うのが正しい。右の写真がそのエリアを示す看板だ。


左:ちょっと離れた所にある「宇宙コース」と言われる所にて説明を受けてる写真です。(何故「宇宙」なのか聞き忘れたが、それとも「雨中」なのか?「兎中」なのか?定かで無い…後日、雨中が正しいと聞かされた)。
右:ひとりこんな道具で参加している人がいた。そして誰よりも華麗に舞い降りていた。やれ巾だ、なんだかんだだと、昨今兎角道具重視のテレマーカー達(もちろん自分達も)に両手両足の爪の垢を煎じて飲ませたい(飲みたい)ようだった。


午前中の青空が嘘のように、昼過ぎには雪となる。
ゲレンデ滑りは程々に(と言うかまったくせず)早々と帰路に着く。
左:帰りに寄った、ここが噂の「ラッピー」です。ちょっと前の道具とかも結構置いてあって、なかなか楽しいお店でした。でも、何も買いませんでした、すいません。
右:午後十時、榛名町から見る高崎は、あたりまえだが完璧な夜景と化していました。


DBD総括

 コースと言うのは限り無く薮に近い急斜面の林間2つ(AとB)と、登りあり林道歩きありの元ゲレンデの「雨中コース」の3つ。それにオプションにて有料ガイド付きの林間コースがあるらしい。
 まず林間2つ。傾斜はともかく木がうるさい。リズム系の滑りには辛い。暴走系の滑りにて木と木の間をぬって飛んで行くのが正しい滑り方と見た。もちろん自分には家族がいる、命は惜しい、おとなしくワンターン、ワンターン確実に回しこみ、また雪と戯れる滑り(転び)に終止した。
 そして「雨中コース」は、二度と行く気がしないコースだった。
 結局どうなのだろう?、あと300年程たって木が成長し、太くなり、まばらになり、まるで武尊の荒砥や西俣のようになれば、もう少し楽しめる斜面になるのではないだろうか。それと、日本海側にあと1つ山脈ができ、もぅちっと湿度の無い乾いた雪、せめて武尊程度の雪が降ってくれたら…。と、もぅちっと近く、せめて武尊程度の距離…。と、と、言ったところをクリアーしてくれたら、もう一度ぐらい行ってやってもいいような気がしないでもない、そんな所でした。それにしても、あの残飯はひどかった。あれがバイキングならば、我家のヘレン(犬)は毎日バイキングだ。


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