’00,6,17 白馬大雪渓にシーズンの終焉を見た

 それにしても矯めたように週末雨マークが続く。今週も例外で無く、日曜日、雨予報。何処も行く気がせず、かと言ってシーズン終ったとまだ言い切っていない。そんな金曜の夜、電話があった、主は板垣氏「明日、白馬行こうよ」。 予報では日曜は雨だが、土曜は夕方から雨だそうだ。 

 早朝、白馬駅前を左に折れたランクルは、緑すでに濃い渓谷沿いの道を猿倉へと。駐車場で準備をしていると「関口さ〜ん」と言う声、見ると3人のテレマーカー(昨年のニセコで会った人)だった。車を一台ここにデポし、栂池より登り白馬山荘泊だそうな。「夕方から雨だよ、明日ずう〜っと雨だよ」とか何とか言い合って別れた。だが、実は彼らの方が賢明だった。登り始めて2時間もたった頃すでに雨が降り始め、お昼には本降り、家に帰る頃上がり、翌日(日曜)は朝から晴天だった。
 そんな事になるとはつゆ知らない不良隊4人、いつものように和やかに、にこやかに出発。「白馬って標高どのくらい有るの?」(前の晩決まった事ゆえ地図も見て無い)「2830ぐらいかな」「えっ、今、高度計1400なんだけど…もう随分登ったよねぇ、猿倉で合わせなかったからなぁ、狂ってる」「俺のも同じだよ、あと1400ちょっとだよ」「…標高差いくつあるの?」「1700ぐらいかなぁ」。そう言う事は前もって言ってほしかった、心の準備と言うのがある。今まで最高登って1400程度、富士山でさえ1400は無い、それをいきなり1700も登るなんて…辛い。
 やはり季節は完全に春を通り越している。道すがらかっこうの声、シラネアオイやザゼンソウ、ショウジョウバカマ、そして大雪渓に響く「ラク〜!」の声は雪渓滑りならではのものであった。予報に反して昼にはすでに本降り、しかし視界は良いと言う事にて白馬岳山頂へ。う〜ん、何となく嬉しい、たとえ滑れない分でも、やはり山頂に立つと言うのは気分が良い。みんな山荘の下にスキーデポしてきたけど、ちゃんと担いできたもんねぇ〜!「BANDITよここが白馬の山頂だ!」。
 そしていよいよ滑り。上部はなかなか良かった、村営山荘を巻いて下の岩場あたりまでは。そしてそこからは一変した。スプーンカットと言うより耳掻きカット、雨で気温も下がった所為か、硬い小さな隆起がエッジを弾く、ターン・転倒・滑落、小石・大石をよけながらのターン・転倒・滑落。板垣氏たまらずスキーを脱いで尻セードーに変える、しかし転倒滑落。高橋氏スキーをあきらめツボにて下る、賢明。西沢氏横を下る山屋に「スキーってこんなに楽で早いんだよ〜ぅ」と見せるとか、意地でターンを続ける。しかしそれはどうみても逆効果のようだった、山屋は見てはいけない物のように視線をそらす、もちろんツボの方が早い。そしてその後を、やはりいつまでもスキーに、そして滑る事にこだわり続ける自分が行く、ターン・転倒・滑落をくり返して。

 白馬大雪渓、そこはすでに季節に取り残された者のみの楽園、そしてその者達もここでその終焉を向かえる、1999〜2000年シーズン終了。    

感謝!

ノルハイム澤田さん・禰津さん・山崎さん・平山御夫妻、南北不良テレマーク隊板垣夫妻・清水さん一家・富田さん・高橋夫妻・西沢さん・大出(ラッセラー)さん・星さん・塚本さん・国分さん・谷川さん・副田さん・みみちゃん・曽根さん・丹羽さん・教授・さいとうさん・福田さん・菅沼さん・和久利さん・山田さん・大出(プロキオン)さん・ito&naruさん、そして FKさんとその仲間、津田さんとその仲間、 なおみさんとその仲間、笹倉さん、中村さん、渡辺さん、高梨さん、藤倉御夫妻、岡田さん、三浦御夫妻、その他名を交わす事なく別れたたくさんのテレマーカー・山ボーダー・山スキーヤー・山屋さん、オグナのピステのおじさん、しんめいの湯のおじさん、芳ガ平の管理人夫妻、フロール&バード、山田誠司さん…そして子供達。

楽しいシーズンありがとうございました。

2000,6,19   js・るりるり 

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