’00,4,8 神楽

 なぜか、今まで神楽峰一度も行った事が無かった。原因はそのベース、神楽・三俣・田代スキー場、そこが彼の西武が経営するスキー場であり、悪評をいやって言う程聞かされてきたからだった。そのスキー場が最近少し変わったらしい、ツアー客をあまりいじめなくなったらしい。それでは、と言う訳で神楽峰行ってきました。ガイドはラッセラ〜大出、メンバーは総勢7人、春の風の強い一日でした。
 ロープウェー、ペアリフト、ゴンドラ、クワッドと延々延々乗り継ぎ、ゲレンデ上部へ。う〜ん、確かに途中のリフト係、ツアー集団の格好見ても、な〜んにも言わない。リフト上で下にパトロールの姿見つけたので「ショッカーだ!ショッカーだ!」とはやし立てても、しかとされる。大股で最上部のロープをまたぎ、コース外へと・・・、なんかつまんない!良い子のテレマーク隊になったみたいだ。
 神楽峰って良い所ですね、登りは本当お手軽、滑る斜面も結構多いし。今回はとりあえず中尾根から白樺沢へ降りただけだったけど、なかなか滑りやすい、満足できる斜面でした。和田小屋に戻ったら、でももう一度登る気にはならず(風が強まってきたし、ビールも入ったし)、折角一日券買ってあるんだからと言う事でゲレンデ滑走。やはりつまらない。雪荒れてるし(カリカリの上に砂のように粗目が溜ってる)、人多いし(動く薮)、即コース外滑走(テレマーカーの性とでも言いましょうか、どんなに雪変でも、決められたコースよりも不整地の雪の中に入ってしまう)。ジャイアント脇の広い薮の急斜面を3本程、雪はめちゃくちゃだけど、薮は動かないし、パトロール居ないし、う〜ん、なかなか良いスキー場だ、西武もちょっと見直した。

 帰り、ゴンドラ沿いの限り無くだらだらしたコースでたむろしてたら、ブルーのユニホーム着たスタッフのおじさんに話し掛けられた。ツアーの感想などを聞かれた。とてもひとの良さそうなおじさんだった。地元に生まれ育って「ここにこんなスキー場が出来るなんて夢にも思わなかった」と言っていた。そして、小さな声で「昔(和田小屋が山小屋であった頃)の方が良かった」とも。  


神楽峰尾根上、苗場山北壁を背に

和田ビアガーデン


登り、先客あり

笑うテレマーカー

中尾根滑走

満足である

Top Page