’00,3,25 武尊 Great ! Pert 1  (行動時間 am10時〜pm6時 計8時間)

 武尊山は最高峰「沖武尊」を盟主に、「中ノ岳」「家ノ串」「剣ガ峰」「前武尊」等2000Mを超える岩峰群を連ね、各峰々には山岳信仰の色合いと思える石碑や像が置かれ、古来から霊場として登拝されてきた山でもあります。
 そして冬の武尊と言うと、内陸の独立峰ゆえの雪質の良さと量の多さにて、周辺に6つのスキー場を備えるほどのスキーの盛んな山へと変わる。特に「オグナほたかスキー場」は標高の高さも相まって、人工降雪機も無く100%天然雪で営業すると言う、今時珍しいスキー場(ただ単に貧乏だと言う話もあるが)。また、降った後のピステの稼働率が極端に悪く、一般スキーヤーからは敬遠されるが、その分ボーダーと一部少数のテレマーカーには大歓迎。今や「降ったらオグナ」は周辺ボーダーの間では定説となりつつある(現に翌月曜日に一人で行った板垣氏の話によると、ボーダーがわんさか集まっていて、アッと言う間のパウダーだったそうです)。
 しかし、不良テレマーカーとしては「降ったらオグナ」では物足りない。「降ってる時、武尊!」を合い言葉に 今シーズン10回目の前武尊登頂はもちろん吹雪であった。

 コースを特別に書きました、でもあまり参考にしないでください、雪崩の危険性があります、現に平成7年に荒砥に一人流されました(岳人’96年3月号参照)。各自の判断力と充分な装備の上入るのがベターだと思います。


武尊 10

オグナ像

林間ラッセル

家ノ串東尾根

パウダー

パウダー

パウダー

コーニス

荒砥左枝沢

家ノ串東尾根

荒砥右枝沢

荒砥右枝沢

’00,3,26 武尊 Great ! Pert 2  (行動時間 am9時〜pm7時 計10時間)

 翌日曜日、今日も冬型、山間部は大雪、平標はとうに諦め(越後のドカ雪ラッセルよ〜できん!雪崩も怖い)浅間は始めから行く気無し(吹きさらしの単独峰、凍え死んでしまう)「降ってる時は武尊!」これに決まりだね!。で、今回、西俣沢(正確にはその枝のカラ沢)入りました。
 家ノ串直下の岳樺の大木の下にて、第二ステージの荒砥右枝沢を前に小休止。 で、来シーズンの為にと思ってとっておいた西俣沢をちょっと覗く、岳樺の疎林、荒砥に負けず劣らぬ好斜面!。「西沢く〜ん!ちょっとちょっと来て〜!」「行こうかぁ〜!」二人地図を見て…「う〜ん、でも、帰り、登り返ししかないなぁ〜」「じゃぁ10タ〜ンだけ!」早速みんなの所に戻り「あっち行く人この指と〜まれ!」。でも…みんな遊び心無いなぁ〜、結局塚本君(なんて言ったってオグナシーズン券)を強引に引き入れて3人…まぁ、3人いれば登りのラッセルなんとかなるだろう。と言う事で残りは高橋さんにまかせて(8人は荒砥右枝沢を滑り、再び尾根へ登ってくる予定)の西俣沢 Go! 武尊って尾根を超えるたびに雪質が良くなる、「あっ!いい〜ぃ!うっ!え〜!お〜〜〜!」で標高差150M下ってしまった。も〜う、満足満足、登り返しも全然苦にならない。岳樺に戻って「高橋さんらまだまだ来ないねぇ〜、もう1本行っちゃおうか!」で、再び「あ・い・う・え・お」の世界、標高差200M行ってしまった…。そしてそして岳樺に戻るもやはり高橋さんらは居ない。結局置いていかれたんだと言う事で後を追う事に。荒砥右枝沢滑降、そして家ノ串東尾根までの登り返し、尾根筋から林道までの滑降、林道シール歩行、若干のゲレンデ滑降…途中で待っていてもらってたら困るので忠実にトレールをたどる。そして、やっと追い付いたのは花咲「しんめいの湯」の休憩室でした(待っていてくれました)。
 すいませんでした、御心配をおかけ致しまして、特に清水さん、暗闇の駐車場で一人(一台)。 それにしても、尾根まで上がったんなら岳樺まで来てほしかったなぁ〜、尾根の登り返ししないで済んだのに〜、なんて、本当、すいません私達が全面的に悪いのです、一度でやめてすぐ追いかければ…でも…ほんと、すげ〜〜良かったんだもの…。
(滑ってる写真ほとんどありません、それより…滑っちゃってたものでして)。 

武尊 11

オグナ像

コーニス

家ノ串直下

西俣沢1

西俣沢2

家ノ串東尾根

ツアー終了


武尊モンスター

鹿のラッセル跡?

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